大阪・関西万博2025、ORA外食パビリオン「宴〜UTAGE〜」に出店。| これまでの道のり、歴史物語
猛暑の万博に
“冷たいオアシス”
登場!


万博という世界の舞台に挑む。


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【お土産】お土産ドリップコーヒー
《Time Selection》
【お土産】万博ドリップコーヒー《Time Selection》
1970年・現在・未来の3つの時代を、それぞれ一杯のブレンドで表現しています。
【1970年】1970「あの日の香り」

大阪万博時代の味を忠実に再現。深煎り・苦味・香ばしさで記憶を呼び覚ますクラシックブレンド。深煎り・苦味しっかり。1970年の大阪万博で親しまれたクラシックなコーヒーを再現。香ばしく、どこか懐かしい。記憶の奥に広がる”昭和の喫茶”の空気をそのまま味わえます。
【現在】現在「この一杯に、今を」

英國屋・梅田店と同じ味。バランスのとれたアラビカ100%の深煎りで、日々をそっと支える味。英國屋・梅田店舗で提供中のブレンドと同配合。アラビカ種100%で、バランスのよい味わい。日々の中で”心に余白をくれる”ような、優しい苦味とコクが魅力。
【未来】未来「豆がつなぐ未来」

丹波産黒豆を9割使い、環境と調和した未来志向のコーヒー。優しい口当たりとすっきり後味で、”持続可能な味”を提案。丹波黒豆を主原料にした、環境配慮型ブレンド。将来的な豆不足や気候変動への対応を視野に、「持続可能な美味しさ」を追求。やさしい甘みと香ばしさが新しい驚きを与えてくれます。
【開発】開発ストーリー:未来へつなぐ一杯
開発のきっかけは、「この万博で、英國屋がこれまで歩んできた物語を味で語れないか?」という、社長・荻原の一言から。商品開発チームは、創業時の資料、過去の味の特徴、そして未来の可能性をひとつずつ検討し、約1年をかけて3種のオリジナルブレンドを完成させました。
特に未来ブレンドでは、「コーヒー豆に頼らない持続可能な一杯」を目指して試作を繰り返し、最終的には丹波産の黒豆と高品質なコーヒー豆を9:1で配合するという革新的なレシピが誕生。カフェ業界でも類を見ない、“未来を思ってつくられた一杯”となりました。
この夏の万博会場でしか手に入らない、「飲む年表」とも言える特別なセット。自分用にも、家族や友人へのお土産にも最適です。
「喫茶の物語を、コーヒーで伝える」—— 英國屋 開発チーム
【割引】万博チケット割引キャンペーン

大阪・関西万博のチケットをご提示いただくと、英國屋の直営対象店舗にて全商品が10%OFFになるキャンペーンを開催中!
※ 使用済みチケットでもOK、紙チケット・電子チケットどちらでもOK。ご来店前でも、来店後でも、おトクに喫茶時間をお楽しみいただけます。
【概要】割引キャンペーン概要
- 期間:2025年4月1日~10月31日
- 対象者:大阪・関西万博のチケットをお持ちの方(使用済でもOK)
- 内容:お会計から10%割引(飲食代対象/テイクアウト・ギフト除く)
- 適用方法:ご注文時またはお会計時にチケットを提示
- 備考:他の割引との併用不可/1グループ1名提示で全員適用可
【店舗】対象店舗一覧(直営店)
- 枚方モール店
- サウスゲート店
- 心斎橋店
- 難波本社店
- ホワイティうめだノースモール店
- 阪急32番街店
- 阪急17番街店
- 難波シティ店
- 難波ウォーク3番街店
- 難波ウォーク2番街店
- 天王寺MIO店
ここに記載のないお店は、サービスしておりません。ご了承ください。
観光の合間に、家族と、仕事帰りに。万博の感動を余韻として味わいながら、ゆったり喫茶時間をお楽しみください。
— 英國屋 営業企画部
【夜営業】夜喫茶という選択

日が暮れると、会場は一気に幻想的な雰囲気に包まれます。ライトアップされたパビリオン群、涼やかな風、やさしい灯りのなかで楽しむ一杯のドリンク——。
「英國屋の夜喫茶」は、そんな夜の万博での新しい楽しみ方です。
おすすめの楽しみ方
- ライトアップされたリング下で、万博ソーダを片手に夜景を満喫
- 珈琲ビールや生ビールを楽しみながら、ベンチでゆったり
- フローズン珈琲とともに”夜の記念写真”をSNSに投稿
- 日中よりも落ち着いた時間帯に、並ばずゆっくりドリンクを堪能
【コーヒー】夜のおすすめメニュー
- フローズン珈琲(バニラアイスのせ) ¥700
- 珈琲ビール ¥500
- 生ビール ¥500
- 万博ソーダ(ジュエルゼリー入り) ¥800
照明がついた万博会場を歩くのも一興。ドリンク片手に、万博の夜を感じながら、家族や仲間と語らう時間は、きっと忘れられない思い出になります。
— 21時ごろまでにお越しください
【企業理念】One World, One Planet. × 一杯のコーヒー
【代表】代表メッセージと英國屋の「ワンチーム」体制
【代表】代表取締役社長 荻原 奨 コメント
「今年は新しいチャレンジに挑みます。”上質・誠実・連帯”の精神を、万博という世界の舞台で可視化するのが今回の使命です。お盆は、家族や大切な人と過ごす特別な時間。英國屋は、そのひとときを”冷たくて、ほっとする”時間に変える準備を整えました。いつもどこかにある安心感と、ちょっとした驚きを、1杯のコーヒーとひと皿のカレーに込めて。ぜひ、宴パビリオン4丁目の英國屋ブースへお立ち寄りください。」
—— 荻原 奨(代表取締役社長/藍綬褒章受章)
【チーム】英國屋の”ワンチーム”体制で挑む、万博出店
- 社員一同が一丸に:
社長から役員、お取引先様、お店のスタッフ、事務所まで。すべての従業員が「英國屋らしさ」を体現し、チームで対応しています。 - 衛生・オペレーションもプロ仕様:
1997年「食博」の運営ノウハウを活かし、手洗い動線や衛生ポイント、緊急対応マニュアルを全員に共有。炎天下でも安心・スピーディーな提供を徹底します。 - 現場の声を反映する改善文化:
「1日の終わりにミーティング」「気づきを翌日反映」など、PDCAを現場で回すのが英國屋流。現場主導の改善が、”らしさ”と”強さ”を両立させています。 - “語れるスタッフ”の育成:
ただ売るだけではない。”なぜこのカレーが1970復刻なのか?””なぜ珈琲ビールを出すのか?”その答えを、現場で語れるスタッフづくりを進めています。 - 会場外・店舗の連携も強化:
万博入場チケット提示で「英國屋各店10%OFF」キャンペーンを連動実施。現場と店舗が一体となり、お客様の”次の訪問”につながる仕掛けを準備しています。
社内スローガン:「現場が、いちばん強いチームになる」
英國屋は、創業から変わらぬ”人づくり”の企業です。スタッフ一人ひとりの声が届く風通しのよさ、全員が顔の見える関係でつながる体制こそが、当社の原動力です。
【歴史】創業者の想いと英國屋の歩み
1961年、喫茶〈英國屋〉は大阪・難波の一角、わずか18席の小さな店からその歴史をスタートしました。創業者・松本 孝(まつもと・たかし)は当時まだ30代。自身が海外を旅して感じた「喫茶店=文化の拠点」という発想に強く影響を受け、英国のティールーム文化を日本流に再解釈し「本物の味と豊かな雰囲気を、最小限の価格差で」提供する店を目指しました。
松本が掲げた信念の一つが「喫茶はロケーション産業」。「良い喫茶店とは、味や雰囲気はもちろんだが、立地の力を活かして”街の交差点”になれる存在であるべきだ」という考えに基づき、店舗は人の流れが交差する梅田・心斎橋・京橋・天王寺といった一等地へと次々に拡大されていきました。
1970年代には、心斎橋の再開発計画に呼応して、「ヨーロッパ村」構想にも参加。本店2階を”地域サロン”として一般開放し、地元有志が集まり文化イベントを開くなど、単なる喫茶店を超えた”人が集まる拠点”としての機能も果たしていきました。
また、創業者は下戸で酒が飲めなかったにも関わらず、夜の街・北新地やミナミのスナック街にも足繁く通い、業界人との交流を重ねました。その姿勢は「情報は現場に落ちている」「現場を知る者こそが経営を正しく導ける」という哲学に裏打ちされたもので、経営者としての胆力と現場力の融合を体現した人物でもあります。
こうして、英國屋は創業60年以上を迎えた今もなお、”街の拠点”であり続ける老舗喫茶として進化を続けています。万博出店という節目は、創業者の想いを「未来へのアップデート」として体現する、大きな一歩なのです。
【万博】万博出店の意図とORAとの関係
英國屋が2025年の大阪・関西万博「宴パビリオン」に出店を決めた背景には、長年にわたる”都市の喫茶文化”への関与と、「食博覧会」で培ってきた現場運営のノウハウがあります。
実は英國屋は、1970年の大阪万博には出店していませんでした。しかし創業者・松本孝は、その万博の賑わいを実際に体感し、「食と街の未来には、喫茶の役割がある」と確信を深めました。そして27年後、1997年に開催された「第4回 食博覧会・大阪」では、英國屋が運営本部長を務め、12日間で延べ74万人超を動員する歴史的成功を収めたのです。
この時、掲げたスローガンが 「CLEAN & SAFETY」。O-157問題で世間の衛生意識が高まる中、会場の衛生管理動線、手洗いガイドライン、感染対策ビデオなどの導入により、他ブースとは一線を画す清潔で安心な空間を実現しました。これが評価され、農林水産大臣賞を受賞するという快挙を達成しました。
その経験が評価され、英國屋は2000年代以降、大阪府飲食業界の安全衛生モデル企業として知られるようになります。万博を主導する「ORA(大阪外食産業協会)」においても、英國屋の現社長・荻原奨は理事を務めており、今回の「宴パビリオン」出店は、まさに「食博の系譜」としての役割を担うポジションです。
英國屋の出店は、単なる販売活動ではなく、「大阪の外食文化を未来へ届ける社会的使命」を帯びた参加なのです。
【年表】年表:英國屋の歩み
【1961年】1961年 創業:「喫茶はロケーション産業」
大阪・心斎橋の地に「カフェ 英國屋」誕生。創業者・松本孝は「喫茶はロケーション産業」と見抜き、鉄道沿線と人の流れを読み、梅田・難波・京橋といったターミナルに次々と出店。当時の日本は高度経済成長期であり、「喫茶」はただの飲食ではなく、”街の文化装置”として成長していく時代。松本は英国のティールーム文化に学び、”上質な空間””心のゆとり””最小限の価格差”を融合した独自スタイルを打ち出します。
【1970年】1970年 万博を見て、街の再設計を構想
英國屋は1970年の大阪万博には出店していません。しかし創業者・松本は実際に足を運び、その熱狂と希望を目の当たりにします。「喫茶文化も、街づくりの一環だ」と考えた松本は、心斎橋での再開発「ヨーロッパ村構想」に参加。本店2階を地元の人たちのサロンとして開放し、店舗が”交流の場”になるというコンセプトを実現します。
【1985-90年代】1985〜90年代 経営者・文化人とのネットワーク
英國屋は「喫茶文化を担う企業」として、経営者・知識人・文化人たちとのネットワークを築いていきます。創業者はお酒を飲まない”下戸”でしたが、夜の街にも自ら足を運び、「量より質」の人脈づくりを徹底。「良い情報は、現場に落ちている」——この哲学は、今の英國屋の店舗運営にも引き継がれています。
【1997年】1997年 「食博覧会」でCLEAN & SAFETYを打ち出す
「第4回 食博覧会・大阪」(インテックス大阪)で、英國屋が運営本部長を担当。前年に全国を震撼させたO-157の影響が色濃く残る中、松本は「衛生こそ食の信用」と考え、徹底した現場管理を実行します。”CLEAN & SAFETY”というスローガンを掲げ、会期中の来場者は延べ74万2千人に達し、農林水産大臣賞を受賞しました。
【2000-2010年代】2000〜2010年代 SDGs先取りの取り組みも
英國屋は2000年代に入り、「人づくりと環境づくり」を経営の両輪と位置付けます。店舗の内装には自然素材を取り入れ、エネルギー効率の高い厨房設備も導入。女性のキャリアアップにも早くから取り組み、産休・育休からの復職支援も進めました。
【2024年】2024年 社長・荻原 奨 藍綬褒章を受章
長年にわたり、衛生管理・品質向上・人材育成に力を注いできた荻原 奨社長が、2024年春、外食業界では異例の「藍綬褒章」を受章。「大阪の食の信頼性を高めた功績」が評価され、喫茶業界からも注目を集めました。この年、2025年万博への出店が決定し、「喫茶文化の未来をリアルで提案する」挑戦がスタートしました。
「喫茶」という文化は、言葉を超えて、人と人をつなぎます。世界各国のコーヒー豆がひとつのカップに集まり、誰かの心をあたためる——それはまさに、「One World, One Cup」。
未来の子どもたちに、安心してコーヒーが飲める地球を残すために。持続可能な農業と地産地消、働きがいと連帯感、そして多様性の尊重。英國屋は「サステナブルな喫茶文化」を、世界に発信する一翼を担います。
— 英國屋2025
私たちは、「食の安心・安全・おもてなし」を大切に育ててきた歴史の中で、時代とともに変化しながらも、”誠実さ”と”美味しさ”へのこだわりを決して手放しませんでした。
おいしさは、人と人をつなぐ。
喫茶の一杯が、あなたの記憶にそっと残るように。
— CAFE 英國屋